kfタイルホールド工業会

コラム

外壁タイルはメンテナンスが必要?外壁タイルの特徴とメンテナンスフリーにする方法

外壁タイルの美しさを長く保ちたいですよね。しかし、外壁タイルのメンテナンスに頭を悩ませている方も多いのではないでしょうか。

この記事では、外壁タイルの特徴と、面倒なメンテナンスを極力減らすための秘訣をお伝えします! 経年による劣化や色あせからあなたの大切なお家を守る、効果的で手間を省けるアプローチをご紹介。

綺麗な外壁を長持ちさせ、心地よい住まいを保ちましょう!

外壁タイルはメンテナンスが要らない?外壁タイルが優れている点について

外壁タイルが優れている点について解説していきます。

耐候性に優れている

外壁タイルは、自然の力に立ち向かう頑強さを持っています。

その秘密は、タイルの原材料と製造過程にあります。土や石、砂といった自然から取れる無機質の素材を高い温度で焼き上げることで、形成されるタイルはその構造からすでに強い耐候性を備えています。無機物は、持続的に自然界で存在することができ、変色や劣化が非常に少ないのです。

紫外線や雨風からお家を守り、長年にわたりその美しさを保つ外壁として、タイルは多くの住まい手に選ばれています。

高耐水性がある

タイルの耐水性能は、驚くほどのレベルにあります。

JIS規格ではタイルをⅠ類、Ⅱ類、Ⅲ類と3つのカテゴリーに分け、各カテゴリーごとに異なる吸水率を規定しています。具体的には、Ⅰ類は3.0%以下、Ⅱ類は10.0%以下、Ⅲ類は50.0%以下の吸水率とされています。

外壁材として使われるタイルはⅠ類とⅡ類で、その低い吸水率からも分かる通り、タイルは水をほとんど吸収せず、構造の安定性と耐久性を保ち続けることができます。これにより、雨季でも安心して外壁タイルを保つことが可能です。

外壁を傷つける要因にも強い

お家の外壁が経年劣化する一因として、風で飛ばされる砂やほこりが当たり、小さな傷がどんどん増えていくことが挙げられます。しかしタイルは、約1300度という高温で焼かれ、非常に硬く固められるので、その耐傷性が抜群です。

この固さは、一般的な電動ドリルでもなかなか穴を開けることができないレベルです。専用のビットが販売されているほどですから、日常の小さな衝撃では傷がつくことはほとんどありません。

このタフな特徴が外壁タイルのメンテナンスフリーと言われる理由となり、住まいを長持ちさせてくれます。

外壁タイルはメンテナンスが必須

いくら長持ちするとは言え、やはり外壁タイルのメンテナンスは必須です。その理由について解説していきます。

外壁タイルがメンテナンス必須な理由

浮きや剥がれが起こるため

外壁タイルの浮きや剥がれ問題は、かつて主流であった湿式工法のデメリットに起源を持っています。

この方法ではモルタルを使ってタイルを固定しますが、モルタルが完全に硬化すると、伸縮に対する追従性が損なわれます。結果、目地に微細な隙間やひび割れが生じ、これがタイルの浮きや剥がれ、さらには建物の雨漏りの原因となってしまうのです。

コーキングが劣化するため

タイルの目地に使われるコーキングは、紫外線や雨風、温度変化などにより容易に劣化する性質を持っています。

実際、新築から数えて3年程度で劣化の兆しが現れ、最長でも7年程度がものの寿命とされています。このコーキングの劣化が進むと、水分が浸透しやすくなり、タイルの浮きや剥がれを引き起こす可能性が高まるため、定期的なメンテナンスが欠かせません。

タイル自体にひび割れが起きるため

タイルは確かに耐候性や耐傷性に優れていますが、それでも外部からの強い衝撃には勝てないこともあります。

例えば、大きな衝撃を受けるとタイルにひびが入ったり、欠けたりしてしまうことがあります。さらに、この損傷が進むと、ひび割れや欠けた部分から水が侵入し、タイルの付着力が弱まり、最悪の場合、剥がれてしまいます。したがって、タイル自体の点検とメンテナンスも必要となるのです。

特定の建物は定期的な調査が義務

建築基準法第12条では、一定の基準を満たす特定建築物に対して、外壁調査を定期的に実施することを求めています。

調査の頻度としては、特定建築物定期調査が1〜3年ごと、そして全面打診等の調査が10年ごととされます。そして、この義務が適用される外壁の仕上げの種類には「タイル(湿式)仕上」、「石貼り(湿式)仕上」、そして「モルタル仕上」が含まれています。

外壁の安定性は建物の安全に直結しているため、そのメンテナンスは非常に重要なのです。このような定期的な調査を通じて、早期に外壁の劣化をキャッチし、安全な建物を維持していくことが期待されます。

外壁タイルのメンテナンス方法

外壁タイルのメンテナンス方法について解説していきます。

モルタルの補修

湿式工法で取り扱われる外壁タイルは、特に目地や接着部分のモルタルのメンテナンスが欠かせません。

軽度のヒビならエポキシ樹脂を使用してヒビを塞ぎ、追加でモルタルを打ち足して問題を解決することが可能です。一方で、タイルが浮き始めている場合、ピンニング工法を利用して、内部からしっかりと補修を行う必要があります。

こうした細かい補修を行うことで、外壁の長寿命化と美観の維持がかないます。

目地やシーリングの打ち直し

タイルの目地やシーリング材は、通常、約10年おきに劣化の兆しを見せることが多いため、適時の打ち直しが必要です。

これにより、浸水を防ぎ、外壁の寿命を伸ばすことができます。目地のヒビ割れや材料の痩せが視認できた場合、一度材料を完全に取り除き、新しいものに詰め替える作業が要されます。シーリング材も同様に、全除去後に打ち直しを実施します。

定期的なチェックと早めのメンテナンスを心掛けましょう。

剥がれや浮きの補修

外壁タイルにおいて剥がれや浮きが目についたなら、それはメンテナンスをするべき時です。

タイルの浮きや剥がれが進行すると隙間ができ、これが原因で浸水が起こり、ダメージが広がることがあります。タイルの浮きや剥がれは、多くの場合、下地材の膨張収縮やモルタル、接着剤の劣化によるものです。

定期的な外壁チェックを行い、適切なメンテナンスを行うことが、外壁の寿命を延ばすコツとなります。

外壁タイルを真のメンテナンスフリーにするには

KFタイルホールド工法が外壁タイルを真のメンテナンスフリーに

「KFタイルホールド工法」は、従来の方法を一歩先に進めた革命的な技術です。

この工法は、KFケミカルが独自に開発したポリウレア樹脂塗料を活用することで、外壁タイルの剥落を予防します。特筆すべきは、この塗料が極薄の0.2〜0.3mmの膜でありながら、1平米あたり3.3tの荷重にも耐えることができる強さを持つ点です。

これにより、外壁タイルは長持ちし、真のメンテナンスフリーの状態を実現することができます。

「KFタイルホールド工法」の特徴

「KFタイルホールド工法」には、6つの魅力的な特徴があります。

  • 強靭:KFタイルホールドは、柔軟性が高く、強度が非常に優れています。これにより、外壁の微細な動きにも追従し、タイルの落下を防ぎます。
  • 防水:液体の状態であるKFタイルホールドは、複雑な形状の下地でも簡単に塗装可能。塗膜はとても柔軟で緻密なので、雨水の侵入を効果的に防ぐことができます。
  • 長持ち:持続的な性能により、長期間の保護が期待できます。
  • 意匠復元:美観を保ちながら修復や再生が可能です。
  • 施工ミス防止対策:安心して作業をお任せできます。
  • 低価格・短工期:手頃な価格と迅速な施工により、修繕にかかる費用と時間を大幅に削減できます。

このような特徴を持つ「KFタイルホールド工法」は、家や建物の外壁を長く綺麗に保つための理想的な選択肢と言えるでしょう。

10年の剥落保証制度で安心の「KFタイルホールド工法」

外壁タイルは「メンテナンスフリー」と言われますが、全くメンテナンスをしなくていいわけではありません。法律で義務化されている建物もあり、メンテナンスは欠かせません。

本当にメンテナンスフリーにしたい場合は、KFタイルホールド工法がおすすめです。

「KFタイルホールド工法」は、最長で10年間もの間外壁タイルの剥落を心配することなく、安心して生活することができます。

万が一、予想外の状況でタイルが剥がれると、生じた損害は関わった業者によって補填されます。これは、KFタイルホールド工法の高い信頼性と、長期間にわたるサポートを象徴するものです。

この工法の施工は、KFタイルホールド工法の認定を受けた専門のプロフェッショナルにしか実施できません。なぜなら、タイルを長持ちさせるための樹脂塗膜の塗布や乾燥管理には、正確な技術と経験が不可欠だからです。

さらにKFタイルホールド工法は、その強固さと耐久性からトップコートの施工やネットを貼る手間が不要であり、コストを抑える要因となります。施工工程が全体的にシンプルで3ステップに短縮されるため、予算と時間を有効に活用したいと考える方々にとって、理想的な選択肢となるでしょう。

外壁タイルのことなら、KFタイルホールド工業会にお問い合わせください。

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